7.1.2チャンネルのスピーカーのテストトーンの録音データのスペクトル解析結果を、Windows Sonic for HeadphonesとDolby Atmos for Headphonesで比較してみました。
スピーカーごとに、Leftチャンネルの録音データを比較しましたが、以下の図にあるように、凹凸の特徴にはほとんど違いは見られません。グラフは、ほとんど重なっています。
グラフの形状に違いが見られないのは、録音や解析に利用しているソフトウェアの精度の問題なのかもしれませんが、周波数帯別の音声レベルの凹凸の特徴からすると、同じ頭部伝達関数(HRTF)を使用しているように見えます。
もちろん、今回の検証の範囲外の、左右の音声の「時間差」の要因では違いが見られる可能性はあります。
また、音声オブジェクトの処理については、音声オブジェクトの処理可能数の仕様がWindows Sonic for HeadphonesとDolby Atmos for Headphonesでは違っているので、「Dolby Atmos」の音声については聴こえ方に違いがあるのではないかと思います。
チャンネルベースでは、大きな違いがないようなので、例えば、Netflixの5.1ch音声の映画やドラマの視聴であれば、Windows Sonic for HeadphonesとDolby Atmos for Headphonesのどちらを利用しても大差ないのかもしれませんが、実際のNetflixの5.1ch音声などを録音して検証する必要があります。
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