Translate

2020年3月20日金曜日

◆アンドロイドのスマホ、タブレットで利用したいドルビーオーディオ対応の動画配信サービスは、アマゾン・プライム・ビデオとU-NEXT:サラウンドサウンドを無料で試す

最近のアンドロイド端末は、ドルビーオーディオ対応のものが増えています。

しかし、端末がドルビーオーディオ対応であれば、動画配信サービスのすべての映画やドラマがサラウンドサウンドで楽しめるわけではありません。


まず、動画配信サービスが、アンドロイド端末向けにドルビー規格の音声を配信している必要があります。そして、当然ですが、その作品が
ドルビー規格の音声配信である必要があります。

アマゾン・プライム・ビデオやU-NEXTは、アンドロイド端末に対して、
ドルビー音声を配信していますが、Netflixは、アンドロイド端末向けにはステレオ音声のみの配信になっています。


音響にこだわりがあり、アンドロイド端末で動画配信サービスを利用する場合には、まず、アマゾン・プライム・ビデオかU-NEXTの「無料お試し」をすることによって、観たい作品がどれだけあるのかを知ることができます。

そして、ドルビーサラウンドの音響を、アンドロイド端末のスピーカーやヘッドフォンでどの程度楽しむことができるのかを体験することができます。

U-NEXTの場合は、定額見放題の作品ばかりでなく、ポイントが別途必要な作品もかなり多かったりします。しかし、「大人向け」の作品もあるなど、作品のバリエーションは豊富だと思います。また、雑誌読み放題サービスも含まれています。




アマゾン・プライム・ビデオには、オリジナル作品もあるので、U-NEXTとは異なる趣向の作品も視聴することができます。送料無料やプライム・ミュージックのサービスの利用も含まれています。

初めて利用する場合は、アマゾン・プライム・ビデオ(お試し30日間)とU-NEXT(無料トライアル31日間)、Netflix(お試し1カ月間)などを1カ月ずつ、順に試してみるのがいいと思います。


--------------------------------------------------------------------
アンドロイド端末で利用するアマゾン・プライム・ビデオ
 Android端末ストリーミング時の画質 - Ultra HDまで音質 - 5.1サラウンド音響まで、Dolby Atmos字幕 - 可ライブストリーミング - 可(最新のPrime Videoアプリ)音声の説明 - 可ライブでの予告編 - 可(最新のPrime Videoアプリ)チャンネルでの予告編 - 可(最新のPrime Videoアプリ)サポートウェブサイト - https://support.google.com/android/ 注: 対応している機能は、使用するモバイル端末のモデルと設定によって異なります。すべてのPrime Videoタイトルが全機能に対応しているわけではありません。
--------------------------------------------------------------------
U-NEXT
ドルビーオーディオ、ドルビーアトモスとは実際に映画館で使用されているものと同じサラウンドシステムであるドルビーオーディオで、驚くほど鮮明かつ豊かな、力強く深みのあるサウンドを提供します。
U-NEXTは国内の動画配信サービスとしては初めてAndroid端末でドルビーアトモスに対応、さらにハリウッドメジャースタジオ作品の「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」による配信を開始いたしました。
■ドルビーオーディオ、ドルビーアトモス対応デバイス(2020年2月現在)・スマートフォン・タブレット(Android OS)・Chromecast Ultra・Amazon Fire TV・Amazon Fire TV Stick 4K・U-NEXT TV(MediaQ M380)・Android TV 機能搭載デバイス

--------------------------------------------------------------------

 なお、Netflixの場合は、「お試しキャンペーン」を実施していない時期があったりします。業界首位なので、強気なのでしょう。

Netflixは、アンドロイド端末ではドルビー音声非対応ですが、オリジナル作品が充実しています。

ただ、当然ですが、Netflixオリジナル作品がすべて素晴らしい作品ばかりというわけでもありません。脚本が今一つの作品などもあります。自分の好みに合うものばかりではないかもしれません。

Netflixオリジナル作品の場合は、配信終了になるケースは少ないでしょうから、「1カ月間無料お試し」が実施されている時を待って、試してみるのが一番いいと思います。

もし、Netflixで今後無料お試しが実施されないのであれば、仕方がありませんが、最初から有料視聴することになります。夏休みやクリスマスシーズンに話題作・大作が公開されることが多いので、そのようなタイミングで契約するのも一つの手だと思います。

2020年1月14日火曜日

◆アマゾン・プライム・ビデオで早くも、ドラマ『まだ結婚できない男』が配信されています:2月からは、『ドクターX ~外科医・大門美知子~』シーズン6も配信開始

 2019年12月終了の連続ドラマ『まだ結婚できない男』ですが、2020年1月にアマゾン・プライム・ビデオで配信が始まりました。

 13年ぶりのドラマ、『まだ結婚できない男』は、レコーダーで録画していて、観ていなかった第5話から第10話までを観ようとした時に、アマゾン・プライム・ビデオでの配信に気づきました。

 Windows10のEdgeブラウザであれば、アマゾン・プライム・ビデオは「HD 1080P」の画質です。

 レコーダーでの録画は、長時間モードにしていたので、画質はよくありません。

 第5話から第10話まで、より高画質なアマゾン・プライム・ビデオで観て、録画ファイルを消去しました。

 ただ、どのドラマがいつ配信されるのかが事前にわからないので、レコーダーは必要だとは思いますが、こんなに早いタイミングで、ドラマの配信が始まるのであれば、レコーダーの使用頻度は減っていくと思います。


あらすじ
 53歳になった桑野は、偏屈さに一層磨きがかかり相変わらず独り身を謳歌する日々。 しかし、ひょんなことから出会った女性たちとの間で、回り始める運命の歯車!今度こそ人生のパートナーを見つけることができるのか?(C)カンテレ/MMJ

 そうこうしているうちに、 20年2月7日(金)から、19年秋に放映された『ドクターX ~外科医・大門美知子~』シーズン6の配信も始まります。

 このドラマも、レコーダーで録画した後で、観ていませんでした。レコーダーの長時間録画モードよりも高画質なプライム・ビデオで観た方がよさそうです。しかも、配信用のディレクターズカット版のようです。


◆Netflix:アニメ『斉木楠雄のΨ難』:高校生超能力者が学園生活を舞台として活躍するコメディ・アニメ


2020年1月8日水曜日

◆Netflix:アニメ『斉木楠雄のΨ難』:高校生超能力者が学園生活を舞台として活躍するコメディ・アニメ

 Netflixで、アニメ『斉木楠雄のΨ難』を観ています。

 新シリーズ開始のテレビCM(『斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編』Netflixで12月30日より独占配信スタート!)で知って、観始めました。

 高校生超能力者(サイキック)の斉木楠雄が学園生活を舞台として活躍するコメディ・アニメです。「超能力者が活躍する」というより、「超能力が知られないようにするために、超能力を駆使して、目立たないようにして学園生活を送る」といった内容です。

 1話(1回の放送分)の中に5つくらいのショートストーリーがあり、とてもテンポがよいのでいくらでも見続けることができます。

 超能力者の高校生、斉木楠雄を取り巻く個性豊かなキャラクター達が面白く、とても楽しいアニメです。

 日本語音声で、英語字幕で観ると、日常会話の英語の勉強にもなりそうですが、英語字幕をパッと読むのは難しいので、一時停止を多用しています。














2020年1月3日金曜日

◆パソコンのメーカー別シェアの推移:ノートパソコン、デスクトップパソコン、タブレットパソコンのシェア推移のアニメーショングラフ

 BCNのデータから、ノートパソコン、デスクトップパソコン、タブレットパソコンのシェアの推移をアニメーショングラフの動画にしてみました。

 タブレットパソコンは、アップルが一強ですが、ファーウェイが追い上げてきています。

 デスクトップパソコンでは、意外にアップルが健闘している年があります。


 ノートパソコン


 デスクトップパソコン


タブレットパソコン

2019年12月29日日曜日

◆アマゾン・プライム・ビデオで、ドラマ『12モンキーズ』 (字幕版)を観ています:映画よりも複雑で詳細な内容です

 アマゾン・プライム・ビデオで、『12モンキーズ』 (字幕版)のシーズン1を観終えました。Windows10のノートパソコンで観ていますが、Edgeブラウザでは1080pの画質です。HD 1080Pにならない場合は、Edgeを再起動するか、パソコンを再起動してみるといいと思います。

 現在、アマゾン・プライム・ビデオでは、シーズン1からシーズン4まですべて観られるようになっています。Netflixでは、シーズン3のみです。シーズン3は、5.1ch音声に対応しているNetflixで観る予定です。

 映画版の方は、アマゾンとネットフリックスの両方にありますが、Windows10のパソコンで観る場合は、5.1ch音声対応のネットフリックスで観た方がいいと思います。

 『12モンキーズ』は、タイム・トラベルものです。タイム・トラベルによって、過去の間違いを修正しようとする内容です。1995年の映画も観ましたが、ドラマの方はシーズン4まである長尺なので、内容が詳細で複雑な感じです。

 特に、タイム・トラベルの起点となっている「未来」の状況が詳しく描かれています。過去と未来の往来が非常に頻繁にあり、映画版とはかなり異なる趣があります。

 映画版を踏まえたうえで脚本が練られているはずなので、映画版を超える内容を目指して作成されているのだと思います。でも、ストーリーが拡大し過ぎると、収拾がつかなくなってしまうかもしれません。

 観始めた時には、感染症の拡大で滅亡寸前の人類が、「どうやってタイム・マシンを開発できたの?」という疑問もありましたが、謎解きもの、サスペンスものとして観るといいのかもしれません。


 

2019年12月11日水曜日

◆Netflixオリジナル作品「アイリッシュマン」は、最初の1週間で2640万アカウントで視聴されたそうです

 ネットフリックスによると、「アイリッシュマン」は、リリース後最初の1週間で2640万アカウントで視聴されたそうです。

 「アイリッシュマン」は、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ出演、マーティン・スコセッシ監督によるネットフリックスのオリジナル作品です。

 人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のシーズン3の視聴アカウント数は、公開4日で4070万アカウント、最初の4週間では6400万アカウントとされているので、「アイリッシュマン」もかなり多くのアカウントで観られているようです。







​【あらすじ】
元軍人のフランク・シーランは、20世紀、悪名高い人物たちの傍らで動いていた暗殺者。数十年が描き出される本作品では、彼の視点で第二次世界大戦後のアメリカ裏社会が語られる。労働組合指導者ジミー・ホッファの謎に包まれた失踪事件が描かれると共に、内部事情、主導権争い、政権とのつながりといった闇の面にも焦点が当てられる。マーティン・スコセッシが監督を務める『アイリッシュマン』には、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシが出演。​

 第77回ゴールデン・グローブ賞映画部門では、作品賞、監督賞、助演男優賞、脚本賞の4部門でノミネートされています。

 実は、まだ観ていません。3時間29分の長編なので、なんとなく観るのを後回しにしていますが、ぜひ年末年始に観てみたい映画です。

 普段は、15インチのWindows10のノートパソコンでNetflixを観ていますが、この作品は、PS3とフルHDのテレビ、シアターバーの組み合わせで5.1ch音声で観ようと思います。トレーラーを観ると、会話も魅力的な感じなので、シアターバーの「センタースピーカー設定」のレベルを高めにして観たいと思います。

【追記:観終えました】
 大画面で、シアターバーの5.1ch音声で観ました。予想よりも地味な内容でしたが、哀感の漂う、味わい深い内容でした。

-----------------------------------------------------------------

2019年11月20日水曜日

◆「Netflixでのドルビーアトモス」のヘルプページの内容が変更になっていました:Dolby Atmos音声再生機器の詳細情報が減っています

 「Netflixでのドルビーアトモス」のヘルプページの内容が変更になっていました。

 下記は、2019年7月にクリップした内容です。

 どういうわけか、Xboxについての情報が特に詳しかったのですが、現在のヘルプページには以下のような詳細情報がなくなっているようです。現在は、デバイスごとのページでも下記のような具体的な情報はありません。

 Dolby Atmos音声の再生機器が増えてきて、きりがないということなのでしょうか。機器別の詳細情報を整理したようです。



 下記のように、以前のヘルプページでは、XboxのDolby Atmos for Headphonesが、ネットフリックスのDolby Atmos音声を再生できることが明記されていました。

 ということは、Windows 10でもDolby Atmos for Headphonesを利用すれば、ネットフリックスのDolby Atmos音声を再生できると考えられます。

Netflixでのドルビーアトモス
月曜日, 7月 15, 2019
クリップ元: https://help.netflix.com/ja/node/64066 

Netflixは、一部の作品にてドルビーアトモス音声でのストリーミング再生に対応しています。 
ドルビーアトモス音声でストリーミング再生するには何が必要ですか?
  • ドルビーアトモス対応の音声システム。
  • UHD 4Kでのストリーミング再生が可能なプラン。 現在のプランは、netflix.com/ChangePlanでご確認いただけます。
  • Netflixが視聴可能なドルビーアトモス対応のデバイス
  • ストリーミング画質を[高]または[自動]に設定。 画質設定についての詳細情報は、再生設定の記事を参照してください。

Netflixの視聴にドルビーアトモス音声を利用できるデバイスはどれですか? 
Netflixの視聴にドルビーアトモスを利用できるデバイスは以下のとおりです。 ドルビーアトモスを搭載したデバイスモデルを正確に確認したい場合は、デバイスメーカーのウェブサイトをご覧ください。
  • Apple TV 4K (tvOS 12以降が必要です)
  • LG OLEDテレビ (2017年以降のモデル)
  • Panasonic製テレビ (2019年以降のモデル)
  • Pixela 4Kスマートチューナー
  • Sony BRAVIA Androidテレビ (2018年以降のモデル)
  • Toshiba製テレビ (2019年以降のモデル)
  • Vizio製テレビ (2018年以降のモデル)
  • Windows 10コンピュータまたはタブレット (Windows 10 RS3ビルド16299以降が必要)
  • Xbox One、Xbox One S、およびXbox One X 
ドルビーアトモス音声を設定する方法は? 
Apple TV 4K 
お使いのApple TVでドルビーアトモスを設定するには、Appleのサポートページを参照してください。 設定のステップでサポートが必要な場合は、Appleのカスタマーサポートにお問い合せください。
LG OLEDテレビ 
LG OLEDのテレビでは、統合型のサウンドバーまたはスピーカーを用いることでドルビーアトモス体験を提供することができます。 さらに、ご利用のLGのテレビのHDMI-ARCポートに、ドルビーアトモス対応のホームシアター音声システムを接続することも可能です。 お使いのデバイスでドルビーアトモスを設定するには、LGのカスタマーサポートにお問い合せください 
注意:ご利用の音声システムがHDMI-ARC入力でのドルビーアトモスに対応していなければなりません。 ご利用のシステムがこの要件を満たしているか音声システムのメーカーに確認してください。
Pixela 4Kスマートチューナー 
お持ちのスマートチューナーでドルビーアトモスを設定するには、Pixelaのカスタマーサポートにお問い合せください。
Sony Braviaテレビ 
Sony製テレビでドルビーアトモスを設定するには、Sonyのカスタマーサポートにお問い合せください。 
Windows 10コンピュータまたはタブレット 
Windows10コンピュータまたはタブレットでドルビーアトモスを設定するには、WindowsストアからDolby Accessアプリをダウンロードしてください。 アプリを起動したら、設定手続きの案内が表示されます。 設定のステップでサポートが必要な場合は、Microsoftのカスタマーサポートにお問い合せください。 
Xbox One、Xbox One S、またはXbox One X 
Xbox One、Xbox One S、またはXbox One Xでドルビーアトモス音声を楽しむには2通りの方法があります。
  • ドルビーアトモス対応のホームシアター音声システム (AVレシーバーやサウンドバーなど) を使用する。
  • XboxでヘッドフォンとDolby Accessアプリを使用する 
設定のステップでサポートが必要な場合は、Microsoftのカスタマーサポートにお問い合せください。 
ホームシアター音声システムを使用する場合:
  1. コントローラのXboxボタンを押します。
  2. [システム]を選択します。
  3. [設定]を選択します。
  4. [画面とサウンド]を選択します。
  5. [オーディオ出力]を選択します。
  6. [デジタル オーディオ]にある[HDMI オーディオ]のドロップダウンメニューから、[ビットストリーム出力]を選択します。
  7. [ビットストリーム形式]のドロップダウンメニューから、[ホームシアター用ドルビーアトモス (HDMIのみ)]を選択します。
  8. Xboxストアから無料でDolby Accessアプリをダウンロードする画面の指示に従い[アプリをゲット]を選択してから、再度[ゲット (Get)]を選択してダウンロードを開始します。
  • 画面にブルーレイオーディオを直接レシーバーに送信する (Pass Blu-ray audio directly to your receiver)指示が表示された場合は、Dolby Accessアプリがダウンロードできています。 [オーディオをレシーバーに送信する (Pass audio to receiver)]を選択し、ドルビーアトモスの設定を完了します。
  1. ご利用のXboxにDolby Accessアプリが完全にダウンロードされると、ドルビーアトモス音声にてNetflixの視聴をお楽しみいただけます! 
ヘッドフォンおよびDolby Accessアプリを使用する場合:
  1. コントローラのXboxボタンを押します。
  2. [システム]を選択します。
  3. [設定]を選択します。
  4. [画面とサウンド]を選択します。
  5. [オーディオ出力]を選択します。
  6. [ヘッドセット オーディオ]にある[ヘッドセット形式]のドロップダウンメニューから、[ヘッドフォン向けのドルビーアトモス (Dolby Atmos for Headphones)]を選択します。
  7. Xboxストアから無料でDolby Accessアプリをダウンロードする画面の指示に従い[アプリをゲット]を選択してから、再度[ゲット (Get)]を選択してダウンロードを開始します。
  8. ドルビーアトモス音声をお楽しみいただくには、ご利用のXboxにDolby Accessアプリを完全にダウンロードした後、ヘッドフォン向けのドルビーアトモス (Dolby Atmos for Headphones)アプリを購入いただく必要があります。 Dolby Accessアプリ内の指示に従い、Dolby Atmos for Headphonesアプリをダウンロードします。
ドルビーアトモス音声対応の作品を検索する方法は?ドルビーアトモス対応のシステムをお持ちで、UHD 4K対応のNetflixプランに加入されている場合、ドルビーアトモス対応の作品には説明欄の隣にドルビーアトモスのアイコンが表示されます。 
ドルビーアトモス対応のTVシリーズでも、場合によっては、ドルビーアトモスに未対応のエピソードやシーズンがあることにご留意ください。 ドルビーアトモスに対応している映画やドラマでも、言語によりドルビーアトモスに対応していない場合があります。



 ----------------------------------------------------

---------------------------------------------------

2019年11月18日月曜日

◆iPhone 11や新しいMac Book Proは、Dolby Atmos対応、新しい10.2インチiPadは、Dolby Digital Plus対応:「対応」とは一体何を意味しているのでしょうか

 iPhone 11は、端末のスピーカーでDolby Atmosの再生に対応しています。端末のスピーカーで、どのような仕組みでDolby Atmos音声を再生しているのかは不明です。

 新しい10.2インチiPadは、Dolby Digital Plus対応ですが、端末のスピーカーでDolby Digital Plusのマルチチャンネルを再生できるわけではありません。iPadの場合は、HDMIでスピーカーシステムに接続する必要があるようです。

 なお、iPad Pro (2018 series)は、端末のスピーカーでのDolby Digital PlusやDolby Atmosの再生に対応しています。 

https://developer.dolby.com/platforms/apple/ios/device-support/


 しかし、問題は、iPhoneやiPad向けのDolby Digital PlusやDolby Atmosのコンテンツがほとんどないということです。普通の2chステレオで配信されているコンテンツがDolby Digital Plus、Dolby Atmosの聴こえ方になることはありません。スピーカーの性能によって、それらしい聴こえ方になることはあるかもしれませんが。

 現状では、iTunes Storeのコンテンツも、スマホやタブレットなどのモバイル端末向けではDolby Atmosの音声に対応していません。iOSの13.1へのアップデート後も状況は変わっていません。

 なお、最近のMacはiTunesのDolby Atmosの音声に対応しているようです。

Dolby Atmos is available on Mac notebooks introduced in 2018 or later.

 ドルビー社の情報によると、最近のMac Bookなどでは、端末のスピーカーでのDolby Atmos再生に対応しているようです。

https://developer.dolby.com/platforms/apple/macos/os-support/

 iTunes Storeは、Dolby Atmos対応のiPhone 11向けに対応コンテンツを用意するのかどうか、iPhone 11発売後にiTunes Storeの表記がどう変更されるのか注目したいと思います。
 
 iTunes Storeでは、Apple TV 4Kしか、Dolby Atmosの音声に対応していません。それに、Apple TV 4KがDolby Atmosに対応していると言っても、Dolby Atmos対応のスピーカーシステムに音声データを渡すだけのことです。

 今のところ、Netflix(ネットフリックス)もアマゾン・プライム・ビデオも、iOSのスマホやタブレット向けに、Dolby Digital PlusやDolby Atmosの音声を配信していません。Mac OS向けも、同様に「ステレオ音声」しか配信していません。ステレオ音声での配信になっていることは、各サービスのヘルプページなどで確認することができます。

 従って、Netflixのドルビーアトモス対応と言われる作品をiPhone 11で再生して、音響がよいと感じても、それはスピーカーの性能がよくなっているということであって、ドルビーアトモス音声を再生しているわけではありません。

 Netflixの場合は、iPhoneで、アプリで再生中に「音声と字幕」のメニューを見れば、「5.1ch音声」や「Dolby Atmos音声」ではないことは、簡単に確認できます。

 レビュー記事で、「Netflixのドルビーアトモス作品をiPhone 11で再生したら、臨場感があった」というものがあったりしますが、Netflixには、「iPhone向けのドルビーアトモス作品」は存在していないはずなのに、不可解な話です。

  正確には、「ステレオ音声で配信されている作品でも、iPhone 11で再生したら、スピーカーの性能が高いので、臨場感のある音に聴こえた」ということになるのだと思います。
 
 ドルビーアトモス作品であっても、OS、機器によっては「ステレオ音声配信」でしかないのが現状です。OSや機器によって、配信される音声が異なるということが理解されていない記事があったりしますが、もう少し調べてほしいと思います。読者に誤解を与えてしまいます。

 私もそんなに詳しいわけではありませんが、あまりにも初歩的な部分での誤解が横行しているのは、アップルや配信事業者の詳細情報の開示がわかりにくかったり、不十分だったりすることも一因なのではないかと思います。

  なお、アマゾン・プライム・ビデオは、アンドロイド端末向けに5.1ch音声、Dolby Atmos 音声を配信するようになっています。

 iPhoneの「Dolby Atmos対応」という機能を活かすには、配信元がDolby Digital PlusやDolby Atmosの音声のコンテンツを配信する必要があります。

 なお、新しいMac Book Proは、6つのスピーカーを備えていて、Dolby Atmos対応ということですが、Netflix(ネットフリックス)もアマゾン・プライム・ビデオもMac OS向けには「ステレオ音声」しか配信していません。

 Netflixは、Windows 10のアプリ向けにDolby Digital PlusやDolby Atmosの音声を配信しているので、Mac Book ProにWindows 10を入れれば、NetflixのDolby Digital PlusやDolby Atmosの音声を再生できるようになるのかもしれません。この方法は、Mac OSのDolby Atmos対応機能を利用するわけではありません。実際にMac Book ProのWindows 10で、NetflixのDolby Atmos再生が可能なのかどうか、どなたか検証してみていただければと思います。

 「Dolby Atmos対応」「Dolby Digital Plus対応」といったスペックが生かせるように、コンテンツ配信企業も、モバイル端末向けに「Dolby Atmos」「Dolby Digital Plus」のコンテンツを配信してほしいと思います。


■動画配信サービス「Apple TV+」は、Dolby Atmos配信対応?

 11月に始まる、Apple TV+のページには、「4K HDRとDolby Atmos。」という言葉があるので、iOSやiPad OS向けにDolby Atmos、Dolby Digital Plusのコンテンツが配信される可能性があるかもしれません。

 あと、iPhone 11で「空間オーディオ(Spatial Audio)再生」という言葉がありますが、VRコンテンツ向けのものでしょうか。詳細情報が気になります。

 アップルは、「Dolby Atmos」対応端末を作っているのですから、それに対応するコンテンツを配信することはあり得ると思います。

 ハードウェアとアプリ、コンテンツのすべてを作っているアップルに期待したいところです。

 しかし、「4K HDRとDolby Atmos。」は、「Apple TV端末」限定ということも十分にあり得ます。

 アップルイベントのビデオを見ましたが、iPhone 11やiPhone 11 Proで「Dolby Atmos」について言及する場面で、Apple TV+の映画やドラマのコンテンツは表示されていないようでした。少なくとも、Apple TV+に言及している様子はありませんでした。プレゼンターの説明も「Dolby Atmos」については歯切れが悪いという印象を持ちました。

 iPhone 11などで「Dolby Atmos」の映画やドラマを楽しめるのであれば、Apple TV+という新サービスを始めるアップルが、そのことを強くアピールしないというのは不自然です。やはり、モバイル端末では「Dolby Atmos」の映画やドラマは楽しめないのかもしれません。
 
 iPhone 11のゲームの紹介のところで、ゲームメーカーの人から「空間オーディオ(Spatial Audio)」や「Dolby Atmos」について言及があったので、iPhoneの「空間オーディオ(Spatial Audio)」や「Dolby Atmos」は、ゲーム向けとして想定されているのかもしれません。Windows Sonic for Headphonesも始まりはゲーム向けのようです。

 ということは、やはりApple TV+での「4K HDRとDolby Atmos。」は、「Apple TV端末」限定という可能性が高いような気がします。
 なお、「HDR」については、すでにiTunes StoreやNetflixが一部のiPadやiPhone向けにコンテンツを配信しています。

 オーディオ再生などでは、端末側の「対応」と配信側の「対応」がそろって、初めて「楽しめる」ことになるわけですが、「対応している」ことの意味や詳細な情報が示されないのはどうしてなのでしょうか。

 例えば、下記のような仕様で示されている「Dolby Digital Plus(E‑AC‑3)対応」ということが、「Dolby Digital Plus(E‑AC‑3)」規格を「単に再生できる」ということにとどまるのか、「Dolby Digital Plus(E‑AC‑3)」規格の持つオーディオ特性をスピーカーで、あるいはイヤホンで「豊かに表現できる」ということなのかが、よくわかりません。
 
▼iPhone 11
オーディオ再生
対応するオーディオフォーマット:AAC‑LC、HE‑AAC、HE‑AAC v2、保護されたAAC、MP3、Linear PCM、Apple Lossless、FLAC、Dolby Digital(AC‑3)、Dolby Digital Plus(E‑AC‑3)、Dolby Atmos、Audible(フォーマット2、3、4、Audible Enhanced Audio、AAX、AAX+)
空間オーディオ再生
ユーザーによる設定が可能な最大音量制限

▼新しい10.2インチiPad
オーディオ再生
対応するオーディオフォーマット:AAC(8〜320Kbps)、保護されたAAC(iTunes Storeから購入したコンテンツ)、HE-AAC、MP3(8〜320Kbps)、MP3 VBR、Dolby Digital(AC-3)、Dolby Digital Plus(E-AC-3)、Audible(フォーマット2、3、4、Audible Enhanced Audio、AAX、AAX+)、Apple Lossless、AIFF、WAV
ユーザーによる設定が可能な最大音量制限