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2019年10月20日日曜日

◆やっぱり、Windowsパソコンで、Netflixを観る時に、Windows Sonic for HeadphonesやDolby Atmos for Headphonesをオンにする理由:「Amaze」トレーラーの録音データの分析から(その2)

音声データの「スペクトログラム図」ではっきりとわかる、音声の違い


 下の図は、Dolby Atmosのデモトレーラー「Amaze」を録音した音声データのスペクトログラムです。録音に利用したAudacityでのスペクトログラム図です。

  それぞれ、上の段が左チャンネル、下の段が右チャンネルです。

 図の横軸が時間(秒)、縦軸が周波数、色が音声レベルです。色は、音声レベルが高い場合は白色~赤色で、音声レベルが低い場合は青です。



 「◆Windowsパソコンで、Netflixを観る時に、Windows Sonic for HeadphonesやDolby Atmos for Headphonesをオンにする理由:「Amaze」トレーラーの録音データの分析から:Reasons to turn on Windows Sonic」の記事と合わせて見てほしいと思いますが、Windows Sonic for HeadphonesやDolby Atmos for Headphonesをオンにして録音した音声は、オフで録音した場合と比べて、スペクトログラム図で、赤い色の部分が多く、音声のレベルが高いことがわかります。オフで録音した場合は、青みがかった色合いになっています。
 
 トレーラーの11秒~24秒のあたりは、森の中のシーンですが、Windows Sonic for HeadphonesやDolby Atmos for Headphonesをオンにした録音では、虫の羽音などいろいろな音が聴こえますが、オフにして録音した場合では、虫の羽音などがはっきりとは聴こえません。

 24~39秒のあたりは、「雷鳴」がとどろくシーンですが、Windows Sonic for HeadphonesやDolby Atmos for Headphonesをオンにして録音した音声は、低い周波数のところが、白っぽく輝いていて、非常に音声レベルが高いことがわかります。

 立体音響をオフにした録音(図C)では、全般的に音声レベルが低いことを、スペクトログラム図で視覚的に確認することができます。
 

図A)Windows Sonic for Headphonesをオンにした場合


図B) Dolby Atmos for Headphonesをオンにした場合


図C) 立体音響設定がオフの場合(VLCのステレオモード再生)

 上の図のように、Windows Sonic for HeadphonesやDolby Atmos for Headphonesの立体音響の設定をオンにして録音した音声は、オフで録音した場合の音声とはまったく異なるものであることを視覚的にも確認できました。

 したがって、Netflixの5.1chやDolby Atmosの音声の映画やドラマをWindows10のパソコンで視聴する際には、やはり、「立体音響」の設定をオンにすることが正解である、という結論になります。「オフ」の場合とくらべて、かなり迫力のある音声を聴くことができます。ボリュームを抑えめにして楽しむようにする必要があります。

 Windows Sonic for HeadphonesとDolby Atmos for Headphonesの比較では、図Aと図Bの違いからすると、図Aの方が赤色が濃くなっているので、Windows Sonic for Headphonesの方が音声レベルが高めになっていることがわかります。

 

<↓Swayで図をまとめてみました:「スライド」のようなものです>

 右方向にスライドをスクロールできます。図のスライドのところで、図A,B,Cの比較がしやすくなっています。図A,B,Cを拡大表示にし、図を切り替えて、違いを確かめてみてください。












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