19年9月のAntutuベンチマークスコアから、iOS端末の「コスパ感」を見てみました。
「端末価格をトータルスコアで割った指標」について図にしています。
端末の価格は、19年10月中旬現在のAppleストアでの当該機種の下限の価格です。ということで、ストレージ容量は最低の機種の価格になります。Appleストアで販売していないもので、「価格コム」に価格表示があるものについては、「価格コム」の価格(下限価格)を利用しています。
「端末価格をAntutuのトータルスコアで割った指標」は、「HDDの1TBあたりの単価」とか「テレビの画面サイズ1インチあたり単価」と同種のものです。
図aの場合の指標(横軸)は、「端末の価格をAntutuのトータルスコアで割って、1万を掛けている」ので、「Antutuの1万スコア」あたりの単価ということになります。
図の左側に位置している端末が、Antutuスコアの観点からの「コスパ」が高いということになります。
図の縦軸はトータルスコアなので、上下の位置は、ハイエンドかローエンドかを示していることになります。
図a)横軸:トータルスコア「1万」あたりの単価(円)、縦軸:トータルスコア
図a:トータルスコア「1万」あたりの単価とトータルスコア |
特に、コスパが高いのは、「iPad mini 5」「iPad Air 3」です。「1万スコア」の単価が1500円以下になっています。「iPad Air (3rd gen)」は、液晶が高品質でもあるので、コスパは本当にいいのではないかと思います。新型の「iPad Air」が同じ価格で出れば「即買いたい」と感じるかもしれません。
「iPad Pro 3」や「iPad 6」、「iPhone 11」などのコスパも高くなっています。 「iPad 6」はローエンドではありますが、コスパは高いと言えます。
端末価格自体は安い「iPhone 8」や「iPhone 7」ですが、トータルスコアの単価の観点からすると「iPhone 11」の方が割安感があるということになります。
Antutuスコアのデータには、「iPod touch 7」が含まれていませんが、チップはiPhone 7と同じ「A10 Fusion」ということで、「iPhone 7」と同じくらいの性能のはずなので、「iPod touch 7」のコスパはかなり高いレベルだと思います。
「iPhone 11」は、増産されるようですが、確かに、売れ筋になり得るような価格性能比であることがわかります。
<参考図表>
【以下のグラフの数字が誤りでしたので、グラフを差し替えました。お詫びして訂正します。】
Power BIの数字の属性が、「合計」になっていたので数字が間違っていました。機種の順位は変更ありません。
【以下のグラフの数字が誤りでしたので、グラフを差し替えました。お詫びして訂正します。】
Power BIの数字の属性が、「合計」になっていたので数字が間違っていました。機種の順位は変更ありません。
Antutu トータルスコア |
Antutu CPU、UX、3Dのスコア |
横軸:CPU、縦軸:UX |
横軸:CPU、縦軸:3D |
横軸:CPU、縦軸:トータルスコア |
---------------------------------------------------------------
0 件のコメント:
コメントを投稿