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2019年10月18日金曜日

◆Antutuベンチマークスコアから見たiOS端末の「コスパ感」:「iPad mini 5」「iPad Air 3」などの価格性能比は高いようです

 19年9月のAntutuベンチマークスコアから、iOS端末の「コスパ感」を見てみました。

 「端末価格をトータルスコアで割った指標」について図にしています。



 端末の価格は、19年10月中旬現在のAppleストアでの当該機種の下限の価格です。ということで、ストレージ容量は最低の機種の価格になります。Appleストアで販売していないもので、「価格コム」に価格表示があるものについては、「価格コム」の価格(下限価格)を利用しています。

 「端末価格をAntutuのトータルスコアで割った指標」は、「HDDの1TBあたりの単価」とか「テレビの画面サイズ1インチあたり単価」と同種のものです。
 
 図aの場合の指標(横軸)は、「端末の価格をAntutuのトータルスコアで割って、1万を掛けている」ので、「Antutuの1万スコア」あたりの単価ということになります。

 図の左側に位置している端末が、Antutuスコアの観点からの「コスパ」が高いということになります。

 図の縦軸はトータルスコアなので、上下の位置は、ハイエンドかローエンドかを示していることになります。

  図a)横軸:トータルスコア「1万」あたりの単価(円)、縦軸:トータルスコア
図a:トータルスコア「1万」あたりの単価とトータルスコア

 
 特に、コスパが高いのは、「iPad mini 5」「iPad Air 3」です。「1万スコア」の単価が1500円以下になっています。「iPad Air (3rd gen)」は、液晶が高品質でもあるので、コスパは本当にいいのではないかと思います。新型の「iPad Air」が同じ価格で出れば「即買いたい」と感じるかもしれません。

 「iPad Pro 3」や「iPad 6」、「iPhone 11」などのコスパも高くなっています。 「iPad 6」はローエンドではありますが、コスパは高いと言えます。

 端末価格自体は安い「iPhone 8」や「iPhone 7」ですが、トータルスコアの単価の観点からすると「iPhone 11」の方が割安感があるということになります。

 Antutuスコアのデータには、「iPod touch 7」が含まれていませんが、チップはiPhone 7と同じ「A10 Fusion」ということで、「iPhone 7」と同じくらいの性能のはずなので、「iPod touch 7」のコスパはかなり高いレベルだと思います。

 「iPhone 11」は、増産されるようですが、確かに、売れ筋になり得るような価格性能比であることがわかります。

<参考図表>

【以下のグラフの数字が誤りでしたので、グラフを差し替えました。お詫びして訂正します。】

 Power BIの数字の属性が、「合計」になっていたので数字が間違っていました。機種の順位は変更ありません。

Antutu トータルスコア



Antutu  CPU、UX、3Dのスコア


横軸:CPU、縦軸:UX



横軸:CPU、縦軸:3D



横軸:CPU、縦軸:トータルスコア

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